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7月10日の夢(本物そっくり) [夢]

 会社にいると、売り込みのセールスマンがやってきた。スーツの袖につけるネームを売りに来たのだ。応対した社長は「セールスマンにとって名前を覚えてもらうのはいいことだから買おう」と乗り気だ。セールスマンは「ありがとうございます。ではこれで」とネームを一袋置いて立ち去ろうとする。それは擦り切れた活字である。社長はそれを見て激高し、男を追い返そうとする。だが、男はなかなか立ち去らない。オフィスのすみの壁際でふて寝している。ぼくも寝たまま、男のそばへごろごろと転がっていくと、上から突然男におおいかぶさるように襲われてしまう。男はメタボなお腹の突き出たでぶだ。ぼくは男に負けず、「じゃあこうしてやる」と言って、男の体中をくすぐる。

 バスに乗る。たまたま乗り合わせた赤い服の少女に、ぼくは「日比谷で降ります」と話しかける。しかし、運転手はバス停に停まる前に全く駅名コールをしない。もしかしたらもう日比谷は通り過ぎてしまったのではないか。外はしとしとと梅雨の雨が降っている。ぼくは不安になり、また少女に嘲笑されるのが怖くて、彼女の席を振り返る。だが、赤い服の少女はほかの六人の少女たちとの話に夢中で、ぼくのことなど眼中にない。ぼくはほっとする。

 会社に戻ると、デザイナーが作ったらしい、ぼくの詩集のカンプがある。木かプラスチックのように固くて分厚い素材で作られたその本の表紙にぼくの名前はないが、書かれている詩のようなもの、知人から来た手紙など、いかにも本物そっくりの偽物である。ぼくはこれをみんなに見せびらかしたいと思う。
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7月6日の夢(大島弓子の本) [夢]

 小学校の講堂のような場所が仕切られて、オフィスになっている。天井のないテレビドラマのセットみたいだ。そのオフィスの外(といっても講堂の中)を歩いていると、ぼくに電話がかかっているのが聞こえた。ぼくは大声で「はーい、はーい」と叫び、中に駆け込む。
 電話に出ると、若い男の声で「大島弓子の本を先着順50名様にプレゼントと書いてあったので、電話しました」と言う。確かに雑誌にそう書いたのはぼくだが、実は大島弓子の本など在庫していない。オフィスの同僚の棚に一冊だけあるのを見て、どうせ誰も応募してこないだろうと多寡をくくって書いたのだ。ぼくが口ごもっているうち、男は怒って電話を切ってしまった。念のためあの本は今もあの棚にあるだろうかと見に行くが、その棚の前に同僚が座っているので、確かめることができない。
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