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5月30日の夢(銀色の機械) [夢]

 会社から退社しようと外に出ると、いきなり女友達のYさんにタクシーに乗せられる。これから松坂屋ホールでお芝居の公演を2人で見るのだという。ちゃんと指定席券もある。終演まで見ていたら帰りが遅くなり、妻に怒られるなあと、ぼくは心配になる。途中で帰るかわりに、銀色に輝く四角柱のような機械をYさんにプレゼントすることにする。
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5月29日の夢(夢見るビル) [夢]

 ある地方都市で演劇公演の準備をしている。会場は地下で、そこへの降り口は狭く、ベルベットの布につかまり、斜めの穴を滑り降りるようにするしかない。スタッフたちは皆準備に熱中しているが、ぼく一人だけ何もすることがない。
 食事の時間になった。皆でテーブルを囲む。ぼくは最初壁際ではない列の一番右端に座るが、そこは本来の自分の席ではない。途中から奥の壁際の真ん中の席に移動する。しかし、その途中で食事中の女優の足を2度も踏んでしまい、慌てて謝る。
 その後、床に寝転がって休憩する。なんだか女っぽい男がぼくに手足をからみつかせるようにする。ぼくは気持ち悪いので、起き上がるが、男は「ねえ、ここにいて。ここにいて」と言って、ぼくに取りすがる。ぼくは男をはねのけ、「一人で勝手にやってろ」と怒る。
 外へ出るともう夕方だ。砂漠のような街に黄金色のビルが3つ並んで建っている。有名な新興宗教の教団本部と神殿だという。真ん中のビルだけが少し淡い色の黄金色だ。そのビルのドアから二体の巨大ロボットのようなものがギクシャクと外へ出てきて、周りを確認する。二体が戻ると、建物の窓はそれぞれ裏返るようにして、巨大なメカニズムにより閉じられる。そして窓は閉じられた人間の瞼のようになる。その窓に世界中のさまざまな風景が投影される。まるでビル自体が夢を見始めたみたいだ。
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