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5月17日の夢(喫煙会社) [夢]

 勤めている原宿の会社に出勤しようとするが、あるべき場所に会社がなく、出勤することができない。

 会社に入ってみると、新任の社長がいた。長老詩人のI氏である。社員たちは知らない顔ばかりだが、タバコを吸っている男がいて吃驚する。社内禁煙ではなかったのか。男は「会社は分煙になり、こっちから先は喫煙可なんだ」と言う。実際、社内のあちこちから青いタバコの煙が立ち上り、心臓の悪いぼくは胸苦しさを覚える。でも分煙ならまあいいか、と思う。だが、自席に戻ると隣の席の男もタバコを吸っている。こんな会社にはいられない。ぼくは激怒して、I社長に抗議に行こうとする。
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5月14日の夢(スーパーの周年記念日) [夢]

 実家のそばの丘の上に建つスーパーの何十周年かの記念行事に招待された。もうすぐぼくはこの土地を立ち去る予定だ。スーパーの歴史はぼくのこの土地での歴史でもあり、一角にはぼくの寄贈した子供向け絵本の図書コーナーもあって懐かしい。イベントの最後の挨拶で、そうした思いをスピーチしようと思う。
 楽屋でスピーチの準備をしていると、老人がにこやかに近寄ってきて、ぼくに縦長の四角い桶のようなものを手渡す。中には傘や棒のようなものの三点セットが入っており、ぼくへの餞別らしい。
 しかし、イベントはぼくのスピーチなしに終わってしまい、ぼくは衝撃を受ける。ぼくを送り届けるバスが出るからというので、ぼくは大慌てで急な崖道を駆け降りる。石段というより岩山を転げ落ちていくようだ。気がつくとさっき贈られた餞別もどこかへ行ってしまい、バスもぼくを残して発車してしまいそうだ。
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