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12月31日の夢(母が迎えに) [夢]

 泊まりの出張帰りで、家に寄れないまま、現代詩人会の集まりに出かける。会場は美容院だ。グランドピアノが置いてあるので、腕で倚りかかると、鍵盤が一つ上にめくれあがっていることに気づく。こんなピアノで弾けるだろうかと思い、めくれ上がった鍵盤を下に押し込もうとすると、ポキンと折れて、壊れてしまった。集まりにやってきたのは、病気で妻を亡くしたA氏と、とうに故人のはずのK氏など、ごく僅かだ。打ち合わせの後、ぼくは早く帰宅したいのに、彼らは「これから飲みに行こう」と誘う。「お金はどうするの?」と尋ねると、会計担当のA.S.氏がちょうどやってきた。ふと見ると、美容院の待合室の壁際にひっそりと、十数年前亡くなったぼくの母親がにこにこと座っている。ぼくを迎えに来てくれたのだ。これで家に帰れると思う。奥にはベッドがあり、癌で闘病中のO氏が寝ている。半身を起こして、ぼくと言葉を交わすが、とても体調が悪そうだ。飲みにいく詩人たちを都電の停留所に送っていき、彼らと別れを告げる。高台に来て、ふと気づくと、母の姿がない。はぐれてしまったようだ。左には地下へ続く穴のような、メトロの入り口が口を開けている。右にはさっき出てきた美容院の出口がある。そのどこにも母の姿はない。ぼくはただ一人、地上に取り残されてしまう。
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12月30日の夢(ヒットラーの魔球) [夢]

 会社で仕事している。とても忙しく、社内はてんやわんやだ。若手人気詩人のK氏がやってきて、ぼくのデスクの左に座り、いきなりぼくの使っていたパソコンを横取りして自分の仕事を始める。しかたがないので、右隣の女性社員に「コピーを下でとってくる」と言って、階下へ降りる。階下はさらにデスクや事務機器が混みあっている。コピー機は女性社員たちのデスクに囲まれていて、ぼくのとったコピーは女性社員のデスクの一番下の引き出しに吸い込まれてしまう。苦笑して、女性社員がそれをぼくに渡してくれる。
 これから校正をY社とその子会社のYМ社に届けなければならない。しかし、もう何年も両社へ行ったことがないので、どこにあるのか覚えていない。右隣の女性社員に行き方を尋ねるが、ぼくには道筋がよく理解できない。YМ社は確か外国人が多いビルの中にあるはずだ。
 今は戦争中で、ぼくは郵便局の前の道路にいる。周りにはさまざまな男女が詰めかけている。みんな外国のスパイたちだ。郵便局の建物の中に、病気療養中のヒットラーが潜んでいるので、彼らはなんとかしてその動静をつかみたいのだ。
 ぼくは郵便局の二階に上がる。そこは一面に布団が敷かれていて、女性たちにかしずかれて黒い着物を来た老人がいる。彼が実はヒットラーその人である。病気で療養中なのだが、その間に今までどんなピッチャーも投げたことがない魔球を考案したと言い、その呼び名も教えてくれる。ぼくはその名前はダサいと思う。「この戦争が終わったら、ぼくがその魔球を投げてあげますよ。でも、その名前はカットボールにしてください」と、ぼくは言う。早くその魔球を投げてみたい。そのためにヒットラーとぼくは戦争を早く終わらせたいと思う。
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