SSブログ

6月24日の夢(裁判) [夢]

 みんなに集まってもらい、裁判を開くことになった。しかし、詰めかけた傍聴人というより客たちは、ロビーでがやがやと騒ぐばかりで、なかなか法廷に入ってくれない。ぼくは「ただいまから開廷しますので、お集りください」と声を嗄らして叫んでまわるが、「お集り……」のあたりになると呂律が回らず、滑舌が悪くなる。
 二時間ほど待ちくたびれたところに、やっと被告たちがやってきた。三人の青い作業服を着た男たちで、頭からどろどろの白い石膏をかぶっており、「これから風呂に入りたい」と言う。法廷の後ろの席にいるぼくに、舞台から司会者が「一色さん、どうですか」と声をかけてくるので、ぼくは彼に被告たちが風呂に行ったことを告げる。
 そんなふうにして、今日でもう裁判は三日続いている。気づくと、ぼくの家の中が法廷になっている。ぼくの家は左右二つの部屋に分かれ、どちらも厚いひだのあるビロードのカーテンがかかっており、中は見えない。左側の小さな部屋は寝室だ。右側の部屋のカーテンの奥でまだ裁判は続けられているのだろうか。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。