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4月7日の夢(命綱) [夢]

 テレビ番組の収録をしている。懐かしい音楽や映像を見て、思い出したことを出演者が語り合う番組。ぼくも出演者の一人だ。だが、ぼく以外の出演者は少しも思い出を語ろうとしない。沈黙が続いて、これでは放送事故になると思う。若いディレクターもスタジオの外へ出て行ってしまい、窓の外から「てめえら、早く思い出せ!」と汚い言葉を投げつける。
 改めて窓から外の風景を見る。水と陸地の連なりが山水画のようで、実に風光明媚だ。これは昨日の夢に出てきた景色を上から眺めているのだと思う。とても日本とは思えない風景だ。
 収録が終わり、出演者の一人の少女をタクシーで送っていく。タクシーは右にカーブしたところで停止し、あとから来た車を先に通そうとする。しかし、後続の車の殆どはこちらには曲がらず、直進して行ってしまう。最後の車だけが右折して、ぼくらの車を追い抜いて行く。少女はぼくの靴に白い紐を結び、それを自分の体に結びつけて言う。「いよいよこれが最後の命綱よ」。
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4月6日の夢(会社の同窓会) [夢]

 ぼくが以前勤めていた草思社の同窓会が東京の東の方で開かれている。何人もの男女が集まってテーブルを囲んでいるが、なぜかぼくの知らない人たちばかりだ。ぼくは首に白いタオルのようなものを巻いてビールを飲んでいる。しきりに「現代詩手帖」という言葉が聞こえる。変だな。みんな現代詩なんか読んでいるのだろうか、と不審に思う。
 途中で飲み会を抜け、ビルの他のフロアに行ってみる。各階が特徴のある書店になっている。子供たちの遊び場付きの児童書売り場もある。
 飲み会に戻ると、夜の闇の中から初めて知り合いが顔を出す。若い頃にいっしょに仕事をしたカメラマンのT氏だ。まだ若々しい。ぼくが「一色です。覚えてますか」と挨拶すると、「もちろん覚えているよ。元気?」と言ってくれる。
 飲み会は夜明け頃に散会となった。朝の光の中で見回すと、そこは複雑に入り組んだ水辺である。東京にこんな場所があっただろうか。地面に大きな白いタオルが落ちている。ぼくの首のタオルかと思って、はっとするが、首には小さなタオルがちゃんと巻かれている。みんな、ぼくだけを置いて、二次会へ行ってしまったらしい。駅はどこにあるのだろう? 家へ帰れるだろうか……
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