SSブログ

12月7日の夢(少年院) [夢]

ぼくは何かの罪を犯したようで、少年院に入ることになった。緑の芝生の中に点々と瀟洒な小屋が建っており、これらが少年院の建物である。特に塀や監視所、監視員のようなものは見えない。篤志家がトラックで大きな絵画を運び込んでいる。院に寄贈するつもりらしい。案内された部屋は大部屋で、立派なベッドが一人に一つずつあてがわれている。ぼくと隣の若者との間は、喫茶店の仕切りにあるような木製の透かし彫りのある衝立だけ。これではプライバシーが守れない。ぼくは隣の若者に「間にカーテンがわりにとりあえず新聞紙を吊るそう。いずれはデパートの包装紙なんかにするといいね」と提案し、相手も賛成する。
ふと見上げると、二人の作業員が天井にさっきの篤志家の絵を飾っている。壁だけでは飾りきれず、かといって善意の寄贈を無駄にできないので、天上に飾るらしい。宗教画なので、頭の上からキリストや天使に監視されているようで、いやな感じだ。
院の中にはいろいろな作業グループがあり、ぼくは辞書を作るグループの先輩からチームに入るよう指示され、とても嬉しい。やがてぼく自身がチームのリーダーになり、さっき見かけた少女を含め、何人かのメンバーのリストを紙に書く。ただし、文字では書けない。ぼく自身を含めてメンバーの名前は一握りの泥で表すのだ。
いつのまにかぼくはもう院の外に出て、雨の道路を歩いている。着ている服の特に下半身は泥だらけである。ぼくの鞄に泥がついているので、それが触れるたびに服が泥にまみれる。しかたがないことだと思う。道路の反対側に選挙運動をするヘリコプターが着陸して、盛んに選挙運動をしている。そうだ。選挙も後半戦に入り、もう泥がつくからいやだなんて言っていられないのだ。選挙運動をしているのは、全員言葉をしゃべっているが動物たちである。選挙運動は動物がするものと決められているのだ。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。