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3月11日の夢(東北の町で) [夢]

 東北地方の小さな町のホテルに滞在している。そこは本屋でもあるようだ。しかし、ぼくの探している本はそこにはない。この小さな町にももう一軒本屋があり、そこに目指す本があると聞いて、ぼくは外に出る。
 細い道路はすべての商店が店を開け、夜店も出て、まるで祭りのように人々がぎっしり散策している。そのほとんどは小さな子供たちだ。殆ど身動きがとれないまま少し進むが、どうやら方向を間違えたらしい。目指す本屋は反対方向の右手の高台に見える。Uターンしてそちらを目指す。
 とたんに道路からは人影が消え失せ、真っ暗な夜道を一人の痩せこけた老婆がぼくを追い抜いて走っていく。それは老婆だが、少女のようにも見える。交差する道路に出て、彼女はなおも走りながら人力タクシーを呼ぶ。車に轢かれそうで、はらはらする。人力タクシー(といっても、それを引く人の姿は見えない)が前から、青いライオンが後ろから疾走してきて、老婆をはさんで正面衝突するが、老婆は無事だ。
 ぼくは人力タクシーに乗って、本屋を目指す。あいかわらず引く人物は見えず、しかも遠回りしているようだ。ぼくの前後を父親のような男性と、幼女がはさみこんで走っている。ぼく一人が人力タクシーに乗っているのが、気が咎める。しかも、二人がぼくのために料金を払ってくれる。
 本屋に着いた。中は図書館のようで、たくさんのベンチにたくさんの少年たちが座って、がやがやと読書したり遊んだりしている。先に入った男性と幼女は「こっちこっち。これがあなたの求めている本よ」と、ぼくを呼ぶ。だが、やはり子供たちがいっぱいで、そこへたどり着くのもやっとだ。おまけに幼女とぼくの間には白い柵のようなものがある。やっとそれを乗り越え、彼女の隣に座って本を開く。薄い絵本である。詩人の金井雄二氏が選考委員となって選んだ受賞作だと書いてあり、選評も載っている。そのことをかたわらの男性に言う。男性は詩人の八木幹夫氏だ。そのとき、男の子がジュークボックスで童謡を再生し始める。それがうるさくて、ぼくはちっとも読書に集中できない。
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3月9日の夢(ルームシェア) [夢]

 単身赴任でアパートに一部屋借りることにした。ところがひょんなことから、2DKの部屋に男二人、女一人がルームシェアすることになってしまった。女性はぼくの知人で、いつもは隣の部屋に引っ込んでいるが、寝るときはぼくの隣の布団で寝る。男性は一段高いベッドか、押し入れの上段のようなところにいる。ぼくが女性にジョークのつもりで、「まるで修学旅行みたいだね」と笑顔で話しかけると、彼女は急に怒り出し、「何言ってんのよ」と顔をそむける。彼女は長い髪をばっさり切り落として、短髪にしてしまった。その髪が畳の上に落ちている。
 妻がこの住居を訪ねてきた。彼女はてっきりぼくが一人暮らしをしていると思ったのだが、ルームシェアする仲間がいることを伝えると、「えーっ、私はその人たちに挨拶しなくてはいけないの?」と急に不機嫌になり、庭に座り込んで髪を直し始める。彼女が部屋に入るために入り口のドアを開けると、部屋の中に北風が吹きこんでくる。おまけにぼくらの寝室には、自分たちでは調節できないエアコンがついていて、それが冷房になっているので、ひどく寒い。
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