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9月23日の夢(透明なドア) [夢]

 どこかの知らない街に取材に来た。取材対象の人物を囲んでいる記者たちは、ぼく以外はみんな顔見知りらしい。
 取材の途中で、ぼくはもう帰ろうという思いが強くなった。実はさっきも帰りたくて、駅のホームで電車に乗ろうとしたのだ。けれど、電車には透明ガラスのドアが閉まっていて、ぼくを乗せてくれなかったのだ。
 また、ぼくは駅のホームに走って行く。ホームの両側に電車がいて、ぼくが乗るのはどちらなのか、分からない。そこで躊躇したのが命取りになった。慌てて、一方の電車に走り込もうとするが、やはりそこには透明なガラスドアが閉まっていた。泣きたくなる。
 しかたなく、元の取材場所に戻る。誰かがぼくを「ここで待ちなさい」と言って、ある場所へ連れて行く。そこからは遠く、沢山のオットセイの群が見える。頭上を見上げると、少し変わった桜の花が見えた。ここは沖縄なのだろうか、と思う。
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9月22日の夢(逆走) [夢]

 妻と長良川にドライブに行く。雨が降っているのだろうか。煙っていて視界が悪い。左側に柵が続いている。その向こうは水力発電所の敷地らしく、途切れ途切れに大きな機械や、太い水の通るパイプが見える。右にカギの手に曲がると、山頂に向かう道路に出る。まっすぐ行くと、ガードレールもない断崖だ。「あの突き当りを曲がるんだよ」とぼくは言うが、妻は答えない。どきどきするが、妻はうまくカーブして、登頂道路に出る。片側二車線の広い道路だ。対向車が何台も通り過ぎる。だが、妻は間違って右側へ寄り過ぎ、対向車線に出てしまう。「こっちは対向車線だよ」と注意しても、対向車があるのでなかなか戻れない。おまけに急角度のきつい登り坂だ。
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9月18日の夢(食事) [夢]

 食べ物を盛った大皿の載ったテーブルを囲んで、ぼくと妻、それに左右に二人の男がいる。ぼくはその皿から自分の小皿に料理を取り分けたい。しかし、自分でテーブルクロスを拡げたり、二人の男が先に料理を取り分けたりしているため、なかなか自分の食べたい料理を取れない。妻が心配して、ぼくに声をかけてくるが、ぼくは「大丈夫だよ」と言う。
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9月11日の夢(銀の椅子) [夢]

 広い食堂にいる。懐かしい声がするので振り返ると、後ろのテーブルに元編集者の大西さんが銀色の椅子に座って、女性と話している。大西さんはぼくの詩集「純粋病」の編集者だが、とうに世を去った人だ。女性は後姿なので、誰だかわからない。
 電車に乗る。車内は比較的すいているのに、ベンチを独り占めして寝ている男性もいて、ぼくの座る席がない。壁際にちょうど腰かけられる凹みがあるので、ぼくはそこに落ち着く。
 降りる駅が近づいたので、荷物をまとめようとする。箪笥があって、ぼくの荷物はその前に洗濯物のように散らばっている。怖そうな男性がやってきて、黙ってぼくを見つめる。どうやら彼も降りるのだが、その荷物が箪笥に入っていて、ぼくの荷物のせいで取れないらしい。ぼくは焦って洗濯物をかき集めようとするが、うまくいかない。その騒ぎの中で、ぼくの大切な印鑑がどこかに失われてしまった。
 電車の後ろにはロープにつながった銀の椅子があり、そこにはまだ大西さんが座っている。椅子はお堀の水の中を電車に引っ張られて疾走しているが、どんどん水中に沈んでいく。このままでは大西さんは溺れてしまいそうだ。
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9月9日の夢(我が家) [夢]

 大学の学園祭でみんなと準備をしている。しかし、人数が少ないなと思ったら、メイン会場は別の場所で主力部隊はそっちで準備しているのだ。こちらは控室だから、だんだん人数が少なくなっていく。でも、ここでやり遂げなければならないことがあるのだ。

 ぼくの家は一軒家で右隣が大学だ。そこで軽音楽の演奏が始まった。何をやりだしたのかと覗くが分からない。
 一方、ぼくの家の裏手は別の家の裏庭で、背の低い塀で仕切られている。その塀のこちら側にも向こう側にも、木屑とも卒塔婆とも見えるものが一面に地面につくつくと刺さっている。それを大きなとげぬきのようなもので、ぼくは抜いていく。
 さらに、ぼくの家の玄関では、テレビの朝ドラの撮影をしている。なぜかぼくの詩集が取り上げられていて、その詩にメロディがついている。それを子供たちが行列して、店主のおじさんに「ぼくはこれ」と指差して買っていく場面だ。たまたまこのシーンに行きあわせたが、ちゃんと毎日朝ドラを見ていたらよかったと後悔する。そしたら、そこでぼくの詩が取り上げられたことを宣伝して、ぼくの詩集も爆発的に売れたかもしれないのだ。
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9月8日の夢(トンピリビ) [夢]

 ぼくは畳の上に線を引きながら、歌っている。
 みんなで食事をしている。向かい側に座った男が「トンピリビ」の歌を歌っている。ぼくもそれに合わせて「トンピリビ……」と歌う。最後まで上手に歌い終わったので、ぼくはみんなに賞賛される。
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9月1日の夢(箸が6本) [夢]

 人けのないオフィスでお弁当をカバンから取り出す。箸箱にはなぜか6本も箸が入っている。しかも、どの箸も虫が食ってぼろぼろだ。箸箱からは、ほかに鉛筆やセロファンなども出てくる。
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