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6月7日の夢(ピアノ教室) [夢]

 ピアノ教室へレッスンに行く。先客の若い女性がレッスン室で老ピアノ教師と話しているのが聞こえる。終わって出てきた彼女はぼくに「いつもレッスンのつもりが人生相談になっちゃうの」とほほえむ。
 代わりにぼくがレッスン室に入る。ピアノ教師は長老詩人のN氏だ。ぼくは彼と向き合ってソファーに座り、クッションの隠れた便器の蓋を探して開ける。ピアノ教室では思いのたけを吐き出すため、用便をするというのが昔からの決まりなのだ。
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6月4日の夢(南の島で) [夢]

 南の島のある施設を訪れている。病院と商業施設が合体した建物で、ぼくはそこでのんびりと治療の順番を待っているらしい。いや、もしかしたら単に病院取材に来ただけかもしれないと思う。呼ばれて診察室に入ると、ここは外国のはずなのに、初老の日本人の男性医師がいた。部屋を出て、薬の順番を待つ部屋に行くが、そこに沢山並んでいるベッドはすべて薬を待つ患者たちに占領されている。あきらめて、ぼくは外で待つことにする。
 気がつくと、さっきの薬待ちの人たちは全員外に出てきている。慌てて建物の中に入る。デスクにKくんが座っていて、ちょうどかかってきた電話に出たところだ。彼は電話の主の問いに答えるため、ぼくに「明日は8時くらいにこちらへ帰られますか」と尋ねる。実際は今夜中に帰る予定なのだが、ぼくは「あっ、何か悪い予感。明日はイベントでしたっけ」と、答をはぐらかす。「ええ、8時くらいに一番音のいいやつが通るんですよ」と、Kくんはぼくに言う。
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